こんにちは。
暮らしの問屋、店主の古橋です。

2年前に棲み家塾を開講してから早2年。
ようやく第2弾の開講に漕ぎつけました。

棲み家塾は、家を「創る」ことに主眼を置き、
創り手のための塾として創設しました。

既存の家という概念に囚われすぎず、むしろ
「家」を創造する楽しみを味わいながら、つくること。 
伝統の技や建築技術を大切にしながら、なおかつ
私たちに宿る感性に耳を傾けることを大事にしています。

鋸の刃、一本一本に深く集中できたとき。
鉋の刃先のコンマ数ミリに思いを馳せられたとき。
きっと新しい「つくる」の境地が生まれます。

ぜひ、あなたもご一緒に。


100年の記憶に思いを馳せる

棲み家塾の舞台となるのは、津屋崎の海岸に佇む、築100年を超える木造旅館建築「玉乃井」です。

約20年前に旅館としての営業を終え、現在はシェアアトリエやレンタルスペースの運営、喫茶営業をしながら、津屋崎の海のほとりにひっそりと佇んでいます。

かつて多くの宿泊客で賑わっていた「玉乃井」という場はどこか懐かして、温かく、吸い寄せられるような魅力を持っています。

津屋崎の歴史と人々の記憶が蓄積されたこの空間を次世代へと繋いでいくために、一緒に改修・修復を手がける仲間を募集します。

今回の講座内容は、玉乃井の敷地内にある恵比寿様の祠の修復、そして、鳥居の新調です。玉乃井の主人が祀り、地域の人達にも慕われてきました。

この先、また長い年月、ここに祀られていく神様のための祠と鳥居。家を扱うのとは異なる境地が、そこにはきっとあります。


第2弾 開講スケジュール

<開講日程>

3月    9日  「恵比寿様の祠修復」- 修復技術の基礎を学ぶ
3月  23日  「恵比寿様の祠修復」- 修復技術の基礎を学ぶ 
3月  30日  「恵比寿様の祠修復」- 修復技術の基礎を学ぶ
4月  未定   「新しい鳥居の製作」- 宮大工の技術を学ぶ
4月  未定   「新しい鳥居の製作」- 宮大工の技術を学ぶ
4月  未定   「新しい鳥居の製作」- 宮大工の技術を学ぶ
5月  未定     「恵比寿様の遷宮」   - 恵比寿様 遷宮の儀式

※4月の日程は集まった参加者の方々と一緒に調整します。

  
<スケジュール>     詳細については、末尾に記載しています。 

<参加料金> 50,000円(税込)
       ※料金には昼食代、喫茶代を含みます。
       ※全日程に参加できない場合、ご相談ください

<お問合せ> 0940-52-9610までお気軽にどうぞ。

<申込方法> 末尾のフォームよりお申込ください。
<申込期限> 2019年3月5日
 
<会  場> 福津市津屋崎4丁目1-13 「海のほとり 玉乃井」
<定  員> 3名
<留意事項>・対象年齢:18歳以上
      ・お怪我防止のため、動きやすい服装でご参加ください
      ・手袋、工具などはこちらでご用意します。

工程1〜3を通して、家を問い直し、新しく捉え直します。工程4は、それを再現する作業です。
効率やスピードを求められる今、なかなか時間をかけられない工程1〜3にこそ、
棲み家塾では時間と手間をかけていきます。
工程1〜3を丁寧に行えば行うほど、工程4の作業で得る気づきや学びは大きなもとなります。

棲み家塾を創設しようと思ったわけ

それは、「家」というものを一から考え直したい、創りたいという思いからでした。
「家=商品」という発想から、少し離れてみたかったのです。

動物が自らの棲み家をつくるように、
人間も自らの手で棲み家をつくったらどんな気分だろう。
きっと食べ物を自給自足することに似た安心感や充足感、豊かさを得られるのではないか。

空き家の改修を手がけていくうちに、
ふと、そんな考えが浮かんできました。

家は、もっともっと「自らつくるもの」であっていいのだと思います。
自分にあった棲み家を自分でつくることができるなんて、
想像するだけでワクワクしてきませんか。

棲み家塾は「家=つくるもの」という発想のもと、
参加者のみなさんと共に創り上げていきたいと思います。

棲み家塾を通して得られるもの

・自分の中に眠っている想像力、構想力、再現力との出会い
・手足を動かして、ものをつくる喜び、充足感
・自然素材、自然物との一体感
・DIY、セルフリノベーションの技術向上
・建築士さん、大工さんなど、庭師さんなど、家づくりのプロの方々とのつながり
・参加者各々による、まだ見ぬ多くの発見と気づき。

こんな方におすすめです

○暮らしをつくっていくことに興味がある方
○手しごとが生む優しさ、輝きに魅力を感じる方
○ものづくりのつくり手側の思考に興味がある方
○セルフリノベーションやDIYに興味がある方
○コミュニティが生まれる場に興味がある方
○これから家を建てようと思っている方

講師の紹介

●金氣 順也氏(常任講師 アドバイザー)
 金氣順也建築工房 代表

読売福岡理工専門学校卒業後、建設会社の現場監督として6年間、設計事務所で設計監理に5年間従事したのち、1994年に金氣順也建築工房一級建築士事務所設立。2006年より2007年にかけて工房を休業。オランダ・ドイツ・デンマーク・スウェーデン・フィンランドを旅する。各国の建築や文化に触れる中で、日本の建築の魅力を再発見する。帰国後は、建築工房を再開し、注文住宅や社寺建築の設計監理から家具、木工のデザイン制作まで幅広く手がける。津屋崎在住。同地域の古民家改修や店舗設計も多数手がける。

●古橋 範朗(塾長 コーディネーター)
 暮らしの問屋 代表

立命館アジア太平洋大学卒業後に上京。ベンチャーの不動産会社を経て、西国分寺の「クルミドコーヒー」にオープンスタッフとして参画。カフェによって町に化学反応が起こっていく過程を目の当たりにする。2013年1月、結婚を機に、福岡県福津市にある港町、津屋崎に移住。家や地域と共にある"人の暮らし"を大切にする不動産業「暮らしの問屋」を立ち上げる。
築80年の古民家に住み、ちょっとしたDIYをしながら、楽しく暮らす日々。家づくりのあり方を模索すべく、自ら棲み家塾の創設する。


1日の過ごし方(作業日編)

午前①:思いを馳せる

玉乃井に身を置き、思考を深め、その日の作業への意気込みを参加者同士で共有することから、棲み家塾は始まります。

午前②:手足を動かす、五感で感じる

つくることに没頭する時間です。①で思考したことを大切にしながら、実際の作業へと反映させていきます。五感を研ぎ澄ましながら、丁寧に手を動かしていきます。

お昼:玉乃井で昼食会

喫茶玉乃井のオーナー、安部文範さんによるお手製のランチをご用意しています。食卓を囲んで、午前中の振り返りをしながら、みんなで楽しくご飯を食べます。

午後①:手足を動かす、五感で感じる

午前中の作業の続きを行います。

午後②:一日の振り返り

今日1日について振り返り、気づいたことや感じたことを参加者同士で共有することで、次回以降の学びへとつなげます。


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