イラストのこと


ケイタ B.M.
(ケイタ ベノム三浦)

アメリカ合衆国オレゴン州生まれ
4歳で来日、福岡に移住

小学校3年生の時に、ダンボールで作った手作りのゲームを並べて『ダンボールゲームセンター』を始めた際、自身の似顔絵のイラストから作ったダンボールゲームセンターのロゴでイラストレーターデビューを果たします。ダンボールゲームセンターは津屋崎のよっちゃん祭で毎年出店され、長蛇の列ができるようになりました。

ケイタ B.M.
ケイタ B.M. (ケイタ ベノム三浦)

ロゴはTシャツなどにグッズ展開され、野球選手やボーリング選手のイラストの雑貨販売や、ケイタのアートの展覧会も開催されました。その強い筆圧には自信がみなぎり、描くことに恐れや迷いを感じられません。ユニークなタッチと、計算していては出てこない意表を突く構図にハッとさせられます。そして何よりも、スコンと明るい印象が特徴です。

ダンボールゲームセンターのTシャツを着ている人は津屋崎にいるとしょっちゅうみかける光景で、ケイタが津屋崎に愛され、津屋崎という町に育てられていることがその風景に凝縮されているかのようです。

しかしケイタ自身は自分のイラストを特別だとは全く思っておらず、それほど執着はありません。そしてイラストが好きなのかというと少し違っていて、どちらかというと何かを創り出すことが好きなようです。例えば、ジェスチャーのみのカフェ『無言カフェー』 や、英語のみの『イングリッシュカフェ』、自分の家を改造して『おばけやしき』をしたり、様々なイベントを企画しています。

そんなケイタの目に、津屋崎のまちはどんな風に映っているのか。イラストと文章で表現していきます。

2月27日晴れ

 

2月27日晴れ 僕の家の近くには、猫の集会所がある。太陽が出てくると、長椅子に4匹並んで喋っている。僕はどこかから帰ってくると、その猫達に向かって「ただいま!」と言う。一匹の猫は手を振る。一匹は「どこ行っとったと?」と鳴き返す。一匹はにっこりと微笑む。一匹はこちらをちらりとも見ない。

 

雨の日は集まりが悪く、集会所の主の一匹だけが椅子にちょこんと座り、他の猫が来るのを待っていたりするのだが、今日は久しぶりに天気がよかったので、4匹全員集まっていた。陽が当たっている所を求めて、最初はいつもの集会所から道を挟んだ塀にそれぞれ腰掛け日向ぼっこを楽しんでいた。

 

だんだん太陽が傾くと、陽が照る場所も変わり、それと一緒に猫達も腰掛ける場所を少しずつ変えている。今日も太陽が沈むまで喋っていそうだ。


3羽のフクロウ

10月28日曇り、僕は夕暮れの中、家に向かって津屋崎千軒を歩いていた。
すると藍の家の前で3羽のフクロウが染物の本を見ていたんだ。

「どんぐりをすり潰した粉でも染めれるかしら?」
「マツヤニで色止めできるかな?」
僕は驚いた、そして、それを絵に収めた。