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■棲み処塾篠栗石場建編-伝統工法で家をつくる-開講!
篠栗石場建編では、光福寺倉庫編に続き、実際の建築現場にご一緒します。
今回は伝統的な建築技法である「石場建」で建てられます。
*1月末に棟上げが完了しました。
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【石場建てとは】
昔の古民家の足元に注目してみると、柱は土に埋まった石の上に立っています。神社やお寺でよくみられる建て方です。
床下の風を通す構造は日本の気候風土に適っていて、白蟻や湿気などで痛んだところがあればその部分だけ修復することができる利点があります。

先日、現場では石場建の石がユンボで並べられていました。「昔は機械なんてなかったけどね」と機械を操りながらつぶやく大工さんは、若い頃に石場建の現場を経験したことのある貴重な職人です。
前回の光福寺編では、
「棲み処塾」を大工さんがサポートしてくれる、
という形でしたが、
今回は大工さんのサポートを棲み処塾でするという新たな形での挑戦です。
初めての事はもちろん教えてもらいますが、
後は自分の感覚と技術を、実践しながらとことん磨いていきます。
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伝統工法では、釘を使わずに様々な継ぎ手を用いて材を繋ぎます。こうした木組みの建物は、木特有のしなやかな強さが生きています。しかしこの技術は元来職人たちによって受け継がれていましたが、その職人も少なくなっており、現場では担い手不足が叫ばれています。
棲み処塾では、実際の現場で共に手を動かしながら伝統工法の家づくりを学びます。
参加者それぞれの感性を大切に、作り手として関わることで見えてくる世界を共に思考していきます。
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そして、棲み処塾を通して伝統工法の担い手を育て、「結い」をつくり、広げていきたいという想いがあります。
伝統工法の建物を建てるためには、「結い」の力が必要です。
棲み処塾に参加することで、伝統工法の作り手の「結い」が広がることが願いです。
前知識などは要りません。棲み処塾では感覚を第一に大切にしています。
ご興味のある方はぜひご一緒しましょう!
▼ こちらもぜひご視聴ください。
「いのちの輪」ができるまでー。棲み処塾当初からの現場案内人である金氣順也さんの記事も合わせてご覧ください。▷記事の詳細
〈参加者募集〉
篠栗石場建編より、4月の日程を更新しました。
1月の棟上げ以降、ご無沙汰の更新となりました。
建物は着々と完成に近づいており、
今回は建物の外壁を「杉板張り目板打ち」という方法での施工を行います。
ご興味のある方はぜひこの機会に!
〈日 程〉2025年 4月4日(金)10:00〜16:00
4月5日(土) 10:00〜16:00
4月11日(金) 10:00〜16:00
4月12日(土) 10:00〜16:00
〈工 程〉 建物の外壁の目板打ちを伝統工法で行います。
真っ平らではなく凹凸があることでいい雰囲気があります。
▼ 参考画像 (提供 金氣順也建築工房)


〈参加費〉今回設定していません。
〈内 容〉
10:00-10:30 はじまりの会
10:30-12:00 午前の部
12:00-13:00 お昼休憩
13:00-15:00 午後の部
15:00-15:30 片付け・掃除
15:30-16:00 おわりの会
・雨天・荒天時は中止の可能性があります
・対象年齢18才以上
(15歳以下の方は保護者の同伴をお願いします)
〈場 所〉福岡県糟屋郡篠栗町
〈持ち物〉水筒・お弁当は各自ご持参ください。(近くにコンビニや自販機はありません)
汚れてもいい動きやすい格好・作業用手袋・作業用靴
〈現場案内人〉金氣順也(金氣順也建築工房)・暮らしの問屋
〈お申込〉