こんにちは。
棲み家塾は、家を「つくる」ことに主眼を置き、
つくり手のための塾として5年前に創設しました。

既存の建物の概念にとらわれることなく、
新たな建物を創造する楽しみを味わいながら、つくる。 
伝統の技や建築技術を大切にしながら、なおかつ
私たちに中に宿る感性に耳を傾けることを大事にしています。

鋸の刃、一本一本に深く集中できたとき。
鉋の刃先のコンマ数ミリに思いを馳せられたとき。
新しい「つくる」の境地が、あなたの中に生まれます。


生まれ変わる精米所

今回、棲み家塾の舞台となるのは、
津屋崎千軒の氏神様「波折神社」の目と鼻の先。
精米所として営まれていた津崎米倉庫です。

大型の精米機が設置されていた建屋の中は
思いがけず大空間が広がっていて、
入口のシャッターをくぐると、
自然と天井を見上げてしまいます。

天井高を活かした空間活用ができたらと思い、
多層階をシェアする構想に辿り着きました。

大工さんたちの手を借りて、骨組みまでは完成。
ここから先、床貼りや手すり設置、小舞壁づくりなど
参加者の方々とともに仕上げていきます。

床材の表面を「ちょうな」という道具で削る、
「ちょうな削(はつ)り」という技巧に挑戦したり、
近くの里山から椎の原木を伐ってきて、手すりに
加工したり、籾殻を調合した珪藻土で壁塗りを
したり。

2023年6月からは、床張りを終わらせて各部屋の間仕切りに、山から切り出した真竹を使って小舞壁づくりに励んでいます。

機械だけに頼らず、自らの五体の感覚を
大切にしながら、ここにしかない空間を
つくり上げていきます。


第3弾 <津崎米倉庫編> 開講スケジュール

<開講日程>
日程  1月18日(木)、25日(木) 「竹小舞壁づくり」
    2月1日(木)、8日(木)、15日(木)、22日(木)、29日(木) 「竹小舞壁づくり」
時間  9:30〜17:00

*開講内容は作業の進捗で変わります。


<スケジュール>     詳細については、末尾に記載しています。 

<参加料金> 1日 3,500円(税込)

<お問合せ> ご不明な点は、0940-52-9610までお気軽にどうぞ。

<申込方法> 末尾のフォームよりお申込ください。
<申込期限> 各回とも前日まで
 
<会  場> 福津市津屋崎4丁目19-10 「津崎米倉庫」
<定  員> 5名
<留意事項>・対象年齢:18歳以上
      ・安全のため、動きやすい服装でご参加ください
      ・工具などはこちらでご用意します。

棲み家塾を創設しようと思ったわけ

「家」というものを一から考え直したい、つくりたいという思いから棲み家塾は始まりました。
「家=商品」という発想から離れてみたかったのです。

動物が自らの棲み家をつくるように、
人間も自らの手で棲み家をつくったらどんな気分だろう。
きっと食べ物を自給自足することに似た安心感や充足感、豊かさを得られるのではないか。

空き家の改修を手がけていくうちに、ふと、そんな考えが浮かんできました。

家は、もっともっと「自らつくるもの」であっていいのだと思います。
自分にあった棲み家を自分でつくることができるなんて、
想像するだけでワクワクしてきませんか。

棲み家塾は「家=つくるもの」という発想のもと、
参加者のみなさんと共につくり上げていきたいと思います。

棲み家塾を通して得られるもの

・自分の中に眠っている想像力、構想力、再現力との出会い
・手足を動かして、ものをつくる喜び、充足感
・自然素材、自然物との一体感
・DIY、セルフリノベーションの技術向上
・建築士さん、大工さんなど、庭師さんなど、家づくりのプロの方々とのつながり
・参加者各々による、まだ見ぬ多くの発見と気づき

こんな方におすすめです

○暮らしをつくっていくことに興味がある方
○手しごとが生む優しさ、輝きに魅力を感じる方
○ものづくりのつくり手側の思考に興味がある方
○セルフリノベーションやDIYに興味がある方
○コミュニティが生まれる場に興味がある方
○これから家を建てようと思っている方

講師の紹介

●金氣 順也氏(講師 アドバイザー)
 金氣順也建築工房 代表

読売福岡理工専門学校卒業後、建設会社の現場監督として6年間、設計事務所で設計監理に5年間従事したのち、1994年に金氣順也建築工房一級建築士事務所設立。2006年より2007年にかけて工房を休業。オランダ・ドイツ・デンマーク・スウェーデン・フィンランドを旅する。各国の建築や文化に触れる中で、日本の建築の魅力を再発見する。帰国後は、建築工房を再開し、注文住宅や社寺建築の設計監理から家具、木工のデザイン制作まで幅広く手がける。津屋崎在住。同地域の古民家改修や店舗設計も多数手がける。

●古橋 範朗(塾長 コーディネーター)
 暮らしの問屋 代表

立命館アジア太平洋大学卒業後に上京。ベンチャーの不動産会社を経て、西国分寺の「クルミドコーヒー」にオープンスタッフとして参画。カフェによって町に化学反応が起こっていく過程を目の当たりにする。2013年1月、結婚を機に津屋崎に移住。家や地域と共にある"人の暮らし"を大切にする不動産業「暮らしの問屋」を立ち上げる。
築80年の古民家に住み、ちょっとしたDIYをしながら、楽しく暮らす日々。家づくりのあり方を模索すべく、棲み家塾を創設する。


1日の過ごし方(作業日編)

午前①:思いを馳せる

その場に身を置き、一日の作業への意気込みを参加者同士で共有することから始めます。

午前②:手足を動かす、五感で感じる

つくることに没頭する時間です。五感を研ぎ澄ましながら、丁寧に手を動かしていきます。

お昼:お弁当をいただきます

食卓を囲んで、午前中の振り返りをしながら、みんなでご飯を食べます。

午後①:手足を動かす、五感で感じる

午前中の作業の続きです。

午後②:一日の振り返り

今日1日について振り返り、気づいたことや感じたことを参加者同士で共有することで、次回以降の学びへとつなげます。


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